ドイツ生まれで米国カリフォルニア育ちのシンガー・ソングライター。６０年代後半から音楽活動を開始し、デビュー前のニッティー・グリッティー・ダート・バンドに在籍していたほかイーグルスのヒット曲「テイク・イット・イージー」の作者としても知られる。１９７２年にアルバム「ジャクソン・ブラウン」を発表してソロ・デビュー。その後、「レイト・フォー・ザ・スカイ」（１９７4年）や「プリテンダー」（１９７６年）などクオリティの高いアルバムを相次いで発表し、ウエストコースト・ロックを担うアーティストの一人として活躍した。その他の代表的なアルバムには「愛の使者」（１９８３年）や「ライヴズ・イン・ザ・バランス」（１９８６年）など。（ジャクソン・ブラウンのリンク集へ）

リード・ボーカルのマーヴィン・ジュニア、セカンド・テナーのヴァーン・アリソン、バリトン・ボーカルのマイケル・ミッキー・マギルらを中心に結成され、１９５２年にレコード・デビューを飾った黒人コーラス・グループ。ディープなＲ＆Ｂ感覚と都会的で洗練されたサウンド構成で人気を集め、Ｒ＆Ｂチャートで第１位を獲得した「ステイ・イン・マイ・コーナー」を筆頭に多くのヒット曲を放った。その他の主な代表曲には「オー・ホワット・ア・ナイト」、「アイ・ミス・ユー」、「オールウェイズ・トゥゲザー」、「ラン・フォー・カヴァー」などがある。

ビートルズの一員として１９６２年にシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」でレコード・デビュー。グループのリード・ギタリスト兼ボーカリストとして活躍し、「静かなビートル」と呼ばれる独特の存在感でファンの人気を集めた。また、「タックスマン」や「サムシング」などの名曲を残し、レノン＆マッカートニーに次ぐ第三のソングライターとしてもビートルズの音楽性に貢献している。ビートルズ解散後はソロ活動へ転じ、「マイ・スウィート・ロード」、「ギヴ・ミー・ラヴ」、「バングラデシュ」など多くのヒット・シングルをリリース。代表的なソロ・アルバムには「オール・シングス・マスト・パス」（１９６８年）、「ダーク・ホース」（１９７３年）、「ジョージ・ハリスン帝国」（１９７５年）などがある。（ジョージ・ハリスンのリンク集へ）

１９７８年のアルバム「フォー・ユー」でデビューを飾った黒人ミュージシャン。ファルセットを駆使する個性的なボーカル・スタイルとギター、キーボード、ドラムスなど多彩な楽器を使いこなすマルチな才能で人気を集めた。また、カリスマ性あふれる独特のファッション・センスを生かした斬新な映像感覚で８０年代のプロモーション・ビデオ・ブームをリードし、時代を象徴するアーティストの一人となった。代表的なアルバムには「ダーティ・マインド」（１９８０年）、「１９９９」（１９８２年）、同名映画のサントラ盤としてリリースされた「パープル・レイン」（１９８４年）、「パレード」（１９８６年）、「サイン・オブ・ザ・タイムス」（１９８７年）などがある。

１９４５年生まれ、米国ミシガン州の出身。ヘヴィなソウル・ロックから抱擁力のあるバラッドまでを歌いこなすヴォーカル・パフォーマンスとスケールの大きなソング・ライティングでアメリカン・ロック史上に重要な足跡を残すシンガー、ソングライター。６６年のレコード・デビューからコンスタントにアルバムを発表し続け、１９７６年のアルバム「ナイト・ムーヴス」のブレークでトップ・アーティストの仲間入りを果たした。その他の代表的なアルバムには、シングル・ヒットした「夜のハリウッド」と「夜の果ての愛」を含む「見知らぬ街」（１９７８年）、全米アルバム・チャートの第１位に輝く「奔馬の如く」（１９８０年）、ヒット・ナンバーの「月に吠える」を収録した「ザ・ディスタンス」（１９８２年）など。

１９６７年にアイランド・レーベルからデビューしたブリティッシュ・ロック・バンド。スティーヴ・ウィンウッドとデイヴ・メイソンの二人のリーダーに率いられ、トラッド・フォーク、ジャズ、サイケ、ブルースなどの多様な要素を取り込むロックンロールを展開して人気を集めた。代表的なアルバムには、デビュー作の「ミスター・ファンタジー」（１９６７年）、シングル・ヒットした「フィーリン・オールライト」と「パーリー・クイーン」を含む「トラフィック」（１９６８年）、ジャズ色がより強まった感のある「ジョン・バレイコーン・マスト・ダイ」（１９７０年）などがある。なお、スティーヴ・ウィンウッドとデイヴ・メイソンの二人はそれぞれソロ・アーティストとしても活躍し、ブリティッシュ・ロック史上に残る多くのヒット曲とヒット・アルバムを生み出している。（トラフィックのリンク集へ）

ビリー・ギボンズ（ギター、ボーカル）、ダスティ・ヒル（ベース、ボーカル）、フランク・ベアード（ドラムス）の三人によって結成され、１９７０年にレコード・デビューを飾ったロック・トリオ。デビュー当初はサザン・テイストあふれる荒削りなブギー・ロック・スタイルで人気を集めたが、やがてテクノ系のアプローチを導入して音楽性の幅を広げるなど堂々たる風格を感じさせるロック・バンドへ成長した。代表的なアルバムには、スマッシュ・ヒットの「タッシュ」を含む「ファンダンゴ」（１９７５年）、全米で６００万枚のセールスを記録した「イリミネーター」（１９８３年）、テクノ色をより強めた「アフターバーナー」（１９８５年）などがある。