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ロックの殿堂 / The Rock and Roll Hall of Fame

[殿堂入りリスト 2001年]

 

エアロスミス / Aerosmith

ボーカルのスティーヴン・タイラーを中心にボストンで結成され、1973年の「野獣生誕」でアルバム・デビュー。1976年リリースのアルバム「ロックス」が全米チャートの第3位 に入る大ヒットとなり、米国を代表するハード・ロック・バンドとしての地位 を築いた。代表曲は、「ドリーム・オン」、「バック・イン・ザ・サドル」、「ドロー・ザ・ライン」、「スイート・エモーション」など。

   
   
ソロモン・バーク / Solomon Burke

1936年生まれ。米国フィラデルフィアの出身。カントリーやゴスペルをベースに主にバラッド・スタイルを得意とする人気ソウル・シンガーとして活躍し、60年代のアトランティック・レーベルに多くのヒット曲を残した。代表曲には、「クライ・トゥー・ミー」、「イフ・ユー・ニード・ミー」(作曲はウィルソン・ピケット)、「グッバイ・ベイビー」など。また、1969年にはクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル「プラウド・メアリー」をカバーしてヒットを記録している。

   
   
ザ・フラミンゴス / The Flamingos

いとこ同士のジェイク・キャリーとゼク・キャリーを中心に1952年にシカゴで結成。美しいボーカル・アンサンブルで知られるソウル・コーラス・グループとして50年代米国のR&Bシーンで活躍した。主なヒット曲は、1956年に発表した「アイル・ビー・ホーム」や、1959年にリリースした「アイ・オンリー・ハヴ・アイズ・フォー・ユー」など(特に後者は同年のR&Bチャートで第3位 、ポップス・チャートで第11位にランク・インする大ヒットとなった)。

   
   
マイケル・ジャクソン / Michael Jackson

ジャクソン・ファイヴのリード・シンガーとして1969年のアルバム「帰ってほしいの」でレコード・デビュー。デビュー・シングルから4曲連続でチャートの第一位 を獲得という快挙を成し遂げる。1979年にはアルバム「オフ・ザ・ウォール」を発表してソロ・デビューを果 たし、直後にリリースしたアルバム「スリラー」の記録的な大ヒットにより80年代のロック・シーンを代表するトップ・スターの一人となった。ソロ・シンガーとしての代表曲は、「今夜はドント・ストップ」、「ロック・ウイズ・ユー」、「スリラー」、「今夜はビート・イット」など。(ポール・マッカートニーの関連アーティスト・リンク集へ)

   
   
クイーン / Queen

1973年に「戦慄の王女」をリリースしてアルバム・デビュー。フレディ・マーキュリーの驚異的なオペラティック・ボーカルとブライアン・メイの個性あふれるギター・サウンドを中心にイギリスを代表するハード・ロック・バンドの一つとして多くのヒット・アルバムを残した。代表的なシングル・ヒット・ナンバーは「ボヘミアン・ラプソディ」、「キラー・クイーン」、デビッド・ボウイとの共演が話題を呼んだ「アンダー・プレッシャー」など。なかでも1975年リリースのアルバム「オペラ座の夜」に収録された「ボヘミアン・ラプソディ」は、ブリティッシュ・ロック史上に残る名曲の一つと言えよう(全英チャートで9週連続の第一位 を獲得している)。なお、クイーンのリンク集ページはこちらからどうぞ

   
   
ポール・サイモン / Paul Simon

60年代を代表するフォーク・デュオ、サイモン&ガーファンクルの一員として「サウンド・オブ・サイレンス」、「ミセス・ロビンソン」、「明日に架ける橋」、「ボクサー」など多くのヒット曲を生み出した後、1972年のアルバム「ポール・サイモン」でソロ・ミュージシャンとしての活動を本格的にスタート。73年の「ひとりごと」、75年の「時の流れに」などクオリティの高いアルバムを発表し続け、70年代を代表するソングライターの一人として高い評価を受ける。ソロ・ミュージシャンとしての主なヒット曲は、「恋人と別 れる50の方法」、「時の流れに」、エスニック系のサウンドを大胆に取り入れた「グレースランド」など。なお、サイモン&ガーファンクルリンク集ページはこちらからどうぞ

   
   
スティーリー・ダン / Steely Dan
ドナルド・フェイゲン、ジェフ・バクスターらを中心に結成され、1972年の「キャント・バイ・ア・スリル」でアルバム・デビュー。75年にはマイケル・マクドナルドがグループに加わり、アルバム「うそつきケイティ」を発表。また、79年にはスティーヴ・ガッド、ジョー・サンプル、リー・リトナーらのジャズ、フュージョン界からの大物ゲストを迎えて制作したアルバム「エイジャ」をリリースしてフュージョン色の濃いロック・ミュージックを展開した。主なヒット曲には「ドゥ・イット・アゲイン」、「リキの電話番号」、「ペグ」など。
   
   
リッチー・バレンス / Ritchie Valens

1941年生まれ。米国カリフォルニア州の出身。米国ロック史上初めてのヒスパニック系のスターとして50年代後期のロック・シーンで活躍し、バラッド・ナンバーの「ドナ」、スペイン語によるロックンロール「ラ・バンバ」などのヒット曲を放つ。リッチー・バレンスは、その人気が絶頂期を迎えていた1959年に、ツアーで移動中の飛行機事故によって17歳の若さでこの世を去った(この飛行機には50年代のロック・スター、バディ・ホリーとビッグ・ボッパーが乗り合わせており、彼らもまたこの事故によって帰らぬ 人となった)。リッチー・バレンスの生涯は、1987年に公開された米国映画「ラ・バンバ」の中でも紹介され、この映画のサウンドトラックとしてリリースされたロス・ロボスによる「ラ・バンバ」のカバー・バージョンがヒットしている。


 

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